酒田市本楯地区にある「城輪柵跡」は、歴史好きの方にはぜひ訪れて欲しい史跡です。
実物大に復元された「東門」や「南門」を見ると、平安の世にタイムトリップしたような気分になることでしょう。
「城輪柵跡」の場所や詳細情報を、写真と共に紹介していきます。
ぜひ、最後までご覧ください。
城輪柵跡はどんなところ?
城輪柵跡(きのわさくあと)は、国指定の史跡となっていて、総面積52万㎡の広大な遺跡です。
昭和6年に発見され、すぐに発掘調査が行われていて、これまでの調査結果から平安時代の出羽国府跡とする説が有力です。
平成元年度に、政庁南門・東門、及び築地塀の一部を実物大で復元していて、現在歴史公園として見学できるようになっています。
政庁とは政務を行う役所のことで、お城とは違いますが、復元された美しい門を見ていると、平安の世の役人たちが行きかう姿が目に浮かび、当時の様子に思いをはせることが出来るように感じます。
城輪柵跡の詳細情報
TEL:0234-24-2994(酒田市社会教育文化課)
入場料:なし(見学自由)
駐車場:あり
トイレ:あり
庄内こばえちゃラインを車で走っていると、田んぼの向こうに赤い門が見えるので、わかりやすいです。
城輪柵跡を写真で紹介
車を止めている様子を、東門から見たところ。
ラインを引いた駐車場はないので、周辺の道路の空スペースに駐車します。
奥の方にもスペースがあるので、駐車場所に困ることはないと思います。
入り口には、トイレがありますので安心です。
とても清潔に保たれています。
入り口付近に、公園全体の案内図があります。
とても広いのがわかりますね。
まずは東門へ。
歩く道は細かい砂利道になっています。
公園内はすべてこのような砂利道と、草が生い茂った道になっているので、歩きやすいシューズで行くのがおすすめです。
門に近づくと、鬼瓦がお出迎えしてくれました。
東門から南門(正門)を見た様子。
東門を内側から見た様子。
門の中に入ると、このような風景が広がっています。
正殿跡・後殿跡などを、石で囲ってあり、建物の配置がわかるようになっています。
南門(正門)と、その前にある目隠し塀。
門の外に出て、東門と鳥海山を一緒に写した様子。
門の外側は、草がけっこう伸びている状態で、少し歩きにくかったです。
夏の時期は、虫刺されにも注意したいですね。
各場所に、このような説明書きがありますので、1つ1つ見ていくと理解が深まりますよ。
さいごに
酒田にこのような遺跡があることを最近まで知らなかったのですが、行ってみてとても良かったです。
広い公園内をゆっくり歩いていると、とっても清々しい気持ちになれましたし、かつてこの地で生きていた人々とのつながりを感じることが出来ました。
庄内に住んでいる方でも、知らない人は多いのではないでしょうか。
歴史好きな方も、そうでない方もぜひ歴史を感じるこの「城輪柵跡」を訪れてみてくださいね。
きっと、ますます庄内が好きになりますよ!
コメント