新米が出回り始めると、古いお米が残っていてもついつい新米の方を食べてしまって、そのうち古いお米の存在を忘れてしまい、「まだ、こんなに残ってた…」と
古いお米に気づくという事ありませんか?
古いお米でも、新米並みに美味しく炊く方法がありますので、ご紹介いたします。
さらに、炊き方だけでなく、古い米を美味しく食べる方法と、食べる以外の利用方法についてもチェック!
古い米を美味しく炊く方法は?
いつもの炊き方にちょっとひと手間加えることで、古いお米も新米並みに美味しく炊くことができます。
普段の炊き方と変えるポイントを見ていきましょう。
優しくとぐ
古いお米を研ぐときは、力を入れすぎると割れてしまう心配があります。
いつもよりちょっと優しくとぎましょう。
水を替える回数を多めにする
糠や汚れをしっかり取るため、新米より1~2回多めに水を替えます。
水に浸す時間を長めにする
浸し時間の目安は、
冬期間は約2時間、春・秋は30分~1時間、夏場は約30分です。
炊飯器に入れる水を多めにする
古いお米は、水分量が少なくなっているので、炊飯器にセットする時の水の量を
やや多めに入れます。
この時、冷蔵庫から出した冷たい水を使うと甘みが出ますよ!
これは、お米の性質で「沸騰までの時間が長いほど甘みが出る」というのが
あるためです。
冷たい水の代わりに、水に氷を2個位入れるのもいいです。
氷を入れる時は、溶けた氷で水の量が多くなり過ぎないように、
気を付けましょう。
氷を入れる前で、目盛りの少し上くらいでいいと思います。
炊くときにはちみつを少量入れる
ハチミツを加えることで、古い米に甘さとツヤが出ます。
加える量の目安は、お米3合に対しハチミツ大さじ1くらいです。
入れすぎには注意ですよ。
他にも、お酒・だし昆布・もち米などを入れても美味しくなるそうです。
古いお米を美味しく食べる調理方法は?
古くなったお米を美味しく食べるために向いている調理法は、
「お寿司」です!
古米は水分が少ないので、酢飯にしてもベタベタになりません。
自宅で手巻きパーティーをすれば、一気に古いお米を減らせそうですね。
また、チャーハン、ピラフなど、パラパラが好まれる料理にもオススメです。
他にも、炊くだけで出来る素を使って、おこわ・お赤飯を作るのも美味しいですね。
我が家では、業者さんに白米と砂糖を持ち込み、
「ぽん菓子(地方で呼び方は違うと思いますが)」を作ってもらう事もありますよ。
また、自宅にオーブンやフードプロセッサーをお持ちの方は、
「米粉」を自作してみませんか?!
お米がクッキーやパンにも変身しますよ。
古米だからこその、美味しい調理法もたくさんありますね!
次は、食べる以外の、古いお米の利用方法について紹介していきます。
古い米の処分に困った!捨てずに使う方法ってあるの?
①フードバンクへの寄付
食品やお米の「まだ食べられるけど余っている」品を集め、
困っている方にお配りする団体や市町村があります。
それぞれの団体で決まりや、発送方法に違いがありますので、
調べた上での利用をおすすめします。
ただし、お米が、どんな状態でもいい訳ではありませんので、
注意してくださいね。
また、送料・手数料などはこちらが負担することが多く、
市町村などでは、決まった場所に持って行くことになります。
こちらも注意が必要ですが、喜んでもらえるのは嬉しいですね。
②地元コミュニティ
SNSなどで募集をして、希望される方にお渡しする事も。
無償・有償、着払いなどの条件を希望される方と相談出来ますし、
近くにお住まいの方なら、家の近くまで引き取りに来て貰える事も!
③飼料として引き取り
黄身が白っぽい卵を見た事がありますか?
鶏にお米を食べさせる事で、白い黄身の卵が産まれます。
このブランド卵を作っている養鶏所で、古米の引き取りを
行う所がありますが、こちらも送料は負担になります。
④安全玩具に変身
米粉を使って、「米粉ねんど」を作るのもオススメです。
小さなお子さんが口に入れても安全ですし、
食紅で色も付ける事ができ、同じ要領でスライム風の物も作れます。
まとめ
私は、食べ物は出来るだけ捨てない主義なのですが、
特に、お米に関しては「お米という字は八十八と書くやろ?その理由はな…」
「もったいない!お米の中に7人の神様が…」的な事を
祖母に聞かされて育ったため、お米は茶碗に一粒も残さず食べます。
古米だからこそ美味しい料理もありますので、是非、試してみて下さいね!!
コメント