鼻うがいを試してみたいけど、水道水でやっても大丈夫なのかな?と心配になりますよね。
鼻うがいは水道水で行っても大丈夫ですが、かなりの痛みや違和感があると思います。
ですので、鼻うがいに適した濃度の食塩水を使うのが正しい方法です。
この記事では、鼻うがいに適した濃度の食塩水の作り方も紹介しますので、参考にしてください。
鼻うがいを水道水でやってしまった!対処法はある?
水道水で鼻うがいをやってしまったら、「イタタ…」
早く痛みを取りたいけれど、対処法はあるのでしょうか?
残念ながら、痛みが去るのを待つしかありません。
ですが、鼻に入り込んだ水を出しやすくする方法はあります。
鼻に入った水の出し方は?
私も水道水での鼻うがいをやってみたことがありますが、とにかく痛い…
その時はサーフィンやマリンスポーツをしている方達の、「鼻に水が入った時の出し方」というのを参考にして、水道水を出す事に成功しました。
「海水も鼻うがい用食塩水も同じ食塩水なのに痛いの?」と、思いますが、海水もかなり痛いそうです。
●鼻に入った水を出す方法
①少し背を丸め頭をさげた状態で椅子などに座ります。(呼吸は口で)
②鼻の穴の奥(副鼻腔・目と目の間あたり)から水が降りて来るのは、
(溜まっているのは)左右の穴どちらか?を見極めます。
③痛い方(溜まっている方)を下にする様に頭を下げたまま、
首を動かし顔だけ横向きにします。
④③の横向き状態のまま頭を起こしていく感じにすると出やすくなります。
鼻に水道水が入ると痛いのはなぜ?
理由は「水道水だから」です。
鼻うがいに適しているのは、0.9%濃度の食塩水です。
0.9%の濃度にする理由は、私達の体液と同じ浸透圧だからです。
水道水の塩分濃度はほぼ0%なのですが、体液の浸透圧より低いので痛みを感じます。
また、水道水には殺菌のための塩素化合物が含まれています。
この塩素化合物が鼻の粘膜を傷める可能性もあるため、
水道水での鼻うがいは、オススメできません。
先に少し出てきましたが、海水の塩分濃度は3.4%です。
体内浸透液の0.9%の3倍以上…これは痛い。
高くても低くても痛いんですね。
私はよく、目薬を差した後や、涙が鼻涙管(びるいかん)を
通って鼻からツツツ…と出てきてしまう事があるのですが、
痛くなることはありません。
涙の塩分(ナトリウム)濃度は、海水の1/3位なので、
0.9%に近く痛くないそうです!
水道水でも痛みが我慢できれば、鼻うがいが可能です。
水道水<ミネラルウォーター<精製水という感じで、
私が試した中では、混ざりものが少ない方が痛くなかったです。
1番は0.9%の食塩水ですが。
どうしても水道水で行わなければならない場合のコツは、
・人肌に温める、
・勢いよく流し込まない、
・少量づつ行う、ことです。
また、「えー」と声を出しながら行うのも水が通りやすいです。
鼻うがい用生理食塩水の作り方
最近では、鼻うがい用の洗浄液なども販売されていますが、
本当に簡単に自宅で作る事ができます。
0.9%生理食塩水の作り方
「0.9%」という塩分濃度を計算するのが難しそうですが、
コツをつかめば簡単に作れます。
●準備する物
一度沸騰させたお湯1L、食塩9g
●作り方
お湯に食塩を加えて冷ます…以上。
食塩が溶け残らない様によく混ぜてください。
(必ず沸騰させたお湯で作ってくださいね)
うん…簡単すぎですよね。
この分量が一番作りやすい量なんですが、
1回に必要な量は50mlもあれば十分です。
使用する塩はかならず「食塩」で。
ミネラルや「にがり」の含まれた、岩塩や海水を
煮詰めて作った塩は使用しない様にしてくださいね。
保管期限は冷蔵庫で2.3日です。
完全に冷ましたら冷蔵庫に保管しておきたい所ですが、
あまり日持ちをさせない方が良いです。
体内の粘膜に使用する物なので。
使用の際は、人肌ほどの温度に温めると使いやすいのですが、
ラップをかけてレンジで温める方法や、湯せんをオススメします。
火にかけて加熱すると、水分が蒸発して塩分濃度が変化し、
0.9%以上になる事があります。
1g以下の重さを量れる正確なキッチンスケールなどを
持っている方なら水100mlに食塩0.9gの分量で、
使用する分だけの利用を作る事も出来ますね。
まとめ
水道水で鼻うがいをすることは可能ですが、かなりの痛みが出ます。
鼻うがいをする時は、0.9%濃度の温めた食塩水がオススメです。
鼻うがいには、ウイルスを洗い流す効果だけでなく、
花粉やほこりのアレルギー源の除去、
鼻詰まりの緩和などの効果が期待できます。
歌手や舞台俳優の方も実践されている方が多いと聞きました。
今年は鼻うがいで風邪を引かない一年に挑戦です!!
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