紫陽花は、庭で雨に濡れて咲いているイメージがありましたが、最近、お花屋さんで鉢植えもよく見かけませんか?
今、カーネーションに次ぐ母の日ギフトの花としても人気です。
プレゼントでもらった、大切な鉢植えのアジサイがしおれてしまい、元気がなくて困っているというあなた。
アジサイの鉢植えがしおれてしまうのは、「乾燥」「日当たり」「鉢のサイズ」に原因がありました!
この記事では、アジサイの鉢植えがしおれてしまう原因と、よみがえらせる方法、正しいお手入れ方法についてまとめています。
アジサイの鉢植えがしおれるのはどうして?復活させる方法はある?
鉢植えのあじさいがしおれてしまうのは、大きく分けて3つの原因が考えられます。
アジサイの鉢植えがしおれてしまう原因
乾燥・水不足
アジサイは、雨が多い時期の花だけあって、水分が大好きな花です。
ただ、水を与え過ぎても「根腐れ」の原因になってしまうので、水を与えるタイミングが大切です。
その目安は「土」。
土が完全に乾いたタイミングで水を与えるようにします。
気が向いた時に小出しに与えるのではなく、土が完全に乾いてからにしましょう。
水は、受け皿に漏れて来るくらい多めに与えて大丈夫ですが、根腐れの心配もあるので、受け皿には水を溜めないようにします。
受け皿に水が溜まっている場合は、水を捨ててください。
特に7月~9月位までは気温も高いため、水やりの回数は1日1回とは限りません。
こまめに土の乾きをチェックしてあげて下さいね。
日当たり
紫陽花は、日当たりが良すぎるとしおれてしまいます。
1日中、日の当たる場所よりも、半日で陰る場所がオススメです。
「アジサイは西日が苦手」と言われる植物なので注意してください。
日当たりのいい場所や日陰に簡単に移動する事が出来るのも、鉢植えのメリットですね。
鉢のサイズ
贈り物でもらった時の鉢は、可愛いデザインの物が多いのですが、鉢が小さいとアジサイが萎れることがあります。
アジサイは、根をたくさん伸ばして、地中の水分や栄養を吸い上げるのですが、限りのある鉢植えだとそれがうまくいきません。
「根が増える→土が少ない→栄養が取れない→萎れる」という感じでしょうか?
ある程度、葉が大きくなり鉢が小さくなったな…と感じたら鉢を大きいものに変えてあげると、元気になることがあります。
今、我が家の庭に植わっているアジサイは、鉢植えだったものが萎れてしまったため、植え替えた物なのですが…
高さも1m位あり、かなり大きく成長しています。
しおれてしまった鉢植えのアジサイを復活させる方法は?
葉や花がくたっとしおれてしまったら、水不足で土が乾き過ぎていないか、確認します。
しおれる原因は、多くの場合『水の不足』なので、次の方法を試してみてください。
鉢をとっぷりつけます。
この時、花の部分は入れなくてもいいです。土の所だけ浸けてください。
② 鉢を入れた入れ物を日陰に置き、30分~1時間程置いておきます。
③ その後、鉢を水から出しそのまま日陰に置きます。
半日程経っても、復活する様子がなければ、同じことをもう一度やってみてください。
無事に蘇ったら、次の日から一日2回の水遣りをしてください。
※母の日のギフト商品の場合、見栄えが良いように小さ目の鉢に植えられていることがあります。
そのため、鉢の中の土には根がいっぱいに張っている状態になり、水不足になりやすいのです。
アジサイのためには、花が終わったら、大きめの鉢に植え替えてあげるか、庭に植えてあげたほうが良いと思います。
アジサイの鉢植えの正しいお手入れ方法は?
あじさいの花が咲いている間のお手入れ方法
●置き場所
・風通しの良い半日陰の場所
・あまり日当たりが良すぎると、水不足を起こしやすい
●水やり
・土の表面が乾いたタイミングで、水をたっぷりかける
・水のやりすぎ、受け皿に水をためておくのはNG
・夏場は、朝夕2回水やりする
鉢植えのアジサイを長く楽しむためのお手入れ方法
アジサイの鉢植えを長く楽しむための、お手入れ方法を紹介します。
正しいお手入れで、来年も花を楽しみましょう!
剪定
鉢植えの場合、4月頃から店頭に並び、花が終わるのが6月頃です。
花が終わったら剪定をします。
アジサイの茎をみると節があるのですが、花の下の葉っぱ3枚当たりから切り落とします。
結構、短く切ってしまうんですね。
鉢の植え替え
植え替えに適した時期は、9月頃です。
これまでの物より、一回り大きな素焼き植木鉢を用意し、本当なら、同じ状態の土が望ましいのですが、アジサイに適した土を準備します。
根元に手を添えて、ひっくり返すようなイメージで土ごと鉢から取り出し、優しく丁寧に土を取り除いたら、根の先を少し全体的にカットします。
これでまた、新しい根が伸びてきますよ!
準備した大きい植木鉢の底に石を入れ、水はけを良くします。
その上に少し土をいれ、アジサイの株をのせたら、優しく根元が隠れる程度まで土をかぶせます。
底から流れる程度に水を与えれば、植え替えは完了です。
実は、アジサイはとても増殖力が強い植物なんです!
上手に鉢替えを続ければ、かなり大きく成長します。
違う種類のアジサイを寄せ植えするのも可愛いので、挑戦してみたい所です。
置き場所
アジサイは病気に強い植物ではあるのですが、剪定・植え替え後は、1か月程度は細かく様子を見て、土が乾けば水を与えてください。
この時期を過ぎると、よく見てみると小さな新芽が出ていたりします。
その後は、アジサイが好む半日よく日の当たる場所に置いて様子をみます。
寒い時期は、日中は日当たりのいい場所に移動し、夜間は、室内へ入れてあげましょう。
肥料
植え替えた時と、冬に1回程度肥料を与えます。
私は「発酵油かす」という物を与えています。
鉢の大きさや肥料で使用量が違うので、お店などで適したものを聞いて購入してくださいね!
株分け
植え替えを繰り返して大きくなってきた株を分けて、増やす事も出来ます。
まとめ
アジサイの鉢植えがしおれてしまった時の対処法について紹介いたしました。
ぜひ、鉢植えアジサイの育て方の参考にしてみてくださいね!
一番の注意点は、適切な水やりをすることです。
乾燥に気を付けつつ、水のやりすぎにも注意が必要なんですね。
鉢植えのアジサイの特徴を知って、上手に育てて大切な鉢植えを長持ちさせたいですね!
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